ジェリー・ビーンズの一粒一粒が　想い出させてくれること

こんにちは

皆さんは　ジェリービーンズが好きですか。

私は　大好きです。
ただ　食べることが好きというわけではなく
沢山の色があることが楽しくて
それが好きな理由だと思います。

マーブルチョコレートやドロップキャンディーも
同じです。

私は　一般男性に比べ
色に対する意識　感性が　豊かな方だと思います。

それは　子供が　大人に比べ
色に関するこだわりが強いことに似ていると思います。

その理由を考えていると
幼少期の体験、経験が関わっているようです。

私がちょうど小学校に上がる昭和40年代初期
日本では　急速にカラーテレビが 一般家庭に普及し
今まで　白黒で見えていた番組が
色鮮やかなカラーで　観られるようになりました。

アニメは勿論
スタジオセットの
クイズ番組や歌謡曲番組などバラエティーも
カラーになりました。

大阪万博や　札幌オリンピックもカラーで観ました。

多感な少年期の　あの感動　ワクワク感は
今でも忘れられません。

そんな経験も　色に対する感性を
磨いてくれたのだと思います。

空や海の青、雪の純白、薔薇の赤…

医学的なお話をすると
目の網膜で受け取り　脳に伝えられる色は
自律神経系に働きかけ
心と体に何らかの変化を与えるとされています。

たとえば　赤色は交感神経を刺激して
体温や脈拍を上げ、気分を高揚させます。

逆に　青色は　副交感神経を刺激して
心を落ち着かせます。

これは　本能的な部分で　どなたにもある程度
共通な部分と考えられます。

これらの効果を利用した
カラーセラピーと　いうものも　今では　随分認知され
広まってきましたね。

しかし　色は
大勢の人に共通の感情や気持ちをもたらすこと以外に

匂い（香り）や音（音楽）などと共に
その人その人の　特別な体験や記憶とリンクして
心と脳に刻まれます。

ですから　同じ色を見ても
その人独自の感情や気持を抱くことがあるのです。

記憶を辿れば　それぞれの色は　小さかった頃の
自分の想い出につながります。

時に　その記憶は　おぼろになり
自分でも　忘れてしまっているかも知れません。

ですから　昔の歌謡曲を聴いた時に抱く
「何となく懐かしい」ような感情を
皆さんも　ある色を見たときに　抱くことがあると想います。

私の場合
毎日寝ていたディズニー・ダンボの毛布の
薄いブルー

雨の日　小さな足で苦労して　結構な距離歩いて通った
長靴や傘の黄色

校庭でボールが見えなくなる直前まで遊んで見た
夕焼けのオレンジ

色に触れると
そんな　遠い昔の記憶が　蘇ってきます。

写真のジェリービーンズは最近　食べている
外国製のものです。

私が　子供の時に食べたものより
色も　味も　増えてます。

一つ一つの　色をじっと静かに観ていると
いろいろな　感情や想い、気持が　沸き上がります。

薄いブルーのジェリービーンズで
母親が敷いてくれた毛布の　ふわふわな　幸せを　感じたり

黄色のジェリービーンズは
子供の頃、雨の日の　辛いような　切ないような気持を
抱かせたり

オレンジ色のジェリービーンズが
思いっきり遊んだ　あの校庭の土の匂いや
夕暮れ時の　カラスの声を想い出させてくれたり…

ジェリービーンズの一粒一粒が
私の心に詰まった　沢山の記憶を
その時の気持と共に　蘇らせてくれるのです。

そして　子供の時のような
ピュアな気持　優しい気持ちに
なれるような気がします。

私も　歳をとってきたのでしょうね…

皆さんも 是非　ジェリービーンズを食べてみてください。

忘れかけていたこと　想い出
そして感情が
色と共に　蘇ってくるはずです。