こんにちは　関東は一昨日梅雨明けで今日も　真っ青な夏空です。

報告が　遅れましたが

1週間前　7月9−11日　香港で行われた

IMCAS（International Master Course of Agin Skin）

という　国際学会の　シンポジウムで

Radiesse Injectable Implant:

my own usage methods and protocols

という　ラディエッセに関する　講演を　行って参りました。

Radiesseの製造・販売元の

米・MERZ社によると

私のラディエッセ注入の症例数は

全アジアでもトップレベルに位置するとのことで

今回は　講演の依頼がありました。

 

ラディエッセは　私がSOグレイスクリニックの

HPや症例フォトギャラリーの中でも

お伝えしているように

他の代表的なフィラー（注入剤）と比して

その抜群の弾性力と粘度で

注入した部位に　確実にとどまり　凹みを盛り上げるだけでなく

 

その主成分であるハイドロオキシアパタイト粒子が有する

コラーゲンの新生刺激する作用によって

注入後数ヶ月で　自らのコラーゲンを

その部位に蓄積させる効果がある点が

特徴なのです。

 

私は　患者様ご自身の血液からつくるPPP-GEL 注入療法も

行っております、

 

基本的には　形を繊細に整えたい　アゴやお鼻　おでこなどは

ラディエッセを優先し

 

法令線やチークなど　ボリュームを必要とする部位は

PPPをご案内するケースが多いようです。

 

いずれにいたしましても

従来の脂肪注入や　ヒアルロン酸注入の問題点を補うものが

このラディエッセ注入　そして　PPP-GEL注入なのです。

 

このたびの講演では

ラディエッセの、この優れた特質を解説すると同時に

自らの症例呈示を　写真とビデオで　行わせていただきました。

 

ただ　今回の香港では 講演自体と言うより

この発表をおこなうにあたり　いただいた

素晴らしい方々とご縁に

非常に感謝の念を抱きました。

 

シンポジウムの座長は

ソウル大学・形成外科教室

Yooho Lee 教授でした。

 

Lee教授は　本来

私のようなものがお声がけすること自体恐れ多く

韓国は勿論、国際的にも著名なドクターです。

 

共同演者は

以前　来日された折　食事をご一緒し

私のブログでも紹介させていただいた

台湾の　Peter Huang 先生

 

そして　Lee教授の教え子である

Koh先生でした。

 

Lee教授は 前日のミーティングから

私を含め　身の回りにいる人　一人一人に

本当に　細かく気を遣われ

 

場の雰囲気を盛り上げようと

誰隔てなく　気軽に声をかけてくださいました。

 

さすが、美容医療が盛んな韓国だけあって

その中心を担っておられる方も

名前だけでなく

中身のある　奥行きの深い人物であることに

感激しました。

 

そして Koh先生は

日本ではまだ発売されていない

新しいボトックスの御発表をされましたが、

 

その注入部位　量　の決定など

非常に論理的で　探求心の旺盛さは

並外れておられました。

 

さらに　私と同じく

ラディエッセに関する　ご発表をされた

Peter Huang先生は　相変わらず

知的で　スマートで

美容医療における　注入治療を

世界的にリードする　ドクターでした。

 

本来　脳外科医である私のようなものが

これらの先生方と交わり

このような場所で発表させていただく機会を

あたえてもらったことだけでも

本当によい経験になりました。

 

全国から　私のもとに訪れていただける

すべての患者様の笑顔のために

この機会に得られた知識を

日々　丁寧で　妥協のない治療に

活かしてゆきたいと思います。

 

今後とも　皆さん　よろしくお願い申し上げます。

 

 

近藤惣一郎