目の下のたるみに加え、くぼみが気になると悩んでいる方も多いのではないでしょうか。ここでは、目の下のたるみ・くぼみの原因や対策方法について紹介します。

目の下のたるみの原因は人によって違います。ゴルゴ線もそうです。 目の下のふくらみやたるみは、皮膚だけでなくその下にある骨や脂肪の全てが関わっています。だからこそ、その人にあった正しい治療をしてあげることが大切です。
たとえば、顔にはいくつかの区域に分けられた組織があり、それらがたるんでも、支える靭帯の組織がさほどゆるまないため、かえって顔のハの字の凹みが目立ってしまうというメカニズムがあります。
しかし一般的に行われている注入系の施術は、その靭帯の前後や上下にヒアルロン酸や脂肪などを注入して凹みを改善させようとするので、中には凹みがきれいに治らない方もいます。これは脂肪を支えている靭帯様組織が皮膚にしっかりついているためで、こういったタイプの方にいくら注入系治療を行っても、周囲に流れてしまうだけなので凹みは改善しません。
目の下がくぼむ原因
ほほの骨、ミッドチークが低い、眼窩脂肪の量が少ない

もともとほほの骨が低く、脂肪の量が少ない方は、凹みのラインが目立ち、クマが強調されます。見た目を一気に老けさせる、通称ゴルゴ線とよばれる目の下から頬にかけてできる皮膚のくぼみ。このゴルゴ線は加齢とともにそのくぼみが深くなってしまうため、早めの対策が必要です。
加齢による中顔面のお肉の下垂
一般的には、加齢とともにゴルゴ線は深くなっていきますが、他にも加齢により、目の下から頬にかけての皮膚や筋肉が衰え、ハリや弾力が失われ、皮膚が下へとたるみます。そうすることでくぼみもますます目立ちます。
その他の生活習慣の中で顔のたるみへ悪影響を与える要因としては、スマートフォンやパソコンの前で、長時間無表情で過ごすこと。そうすることで、顔の血行やリンパの流れが悪くなり、目の周りの筋肉はかたまり、衰えていくのです。
また、紫外線により発生する活性酸素やストレス、喫煙、乾燥なども肌の弾力を低下させて、顔全体のたるみを助長させます。ゴルゴ線を作らないためには、日頃から皮膚の弾力を保ち、原因になる顔のたるみをおこさないような生活習慣を送ることが大切です。
コラーゲンの減少や血流の悪さ
また、目の下がくぼんでしまう原因は、加齢などによって目のまわりにあるコラーゲンが減少することも関連しています。年齢を重ねるとどうしても血行が悪くなってしまうことから細胞に栄養を行き渡らせるのが難しくなり、コラーゲンを作り出す力が弱くなってしまうことも関連していると考えられます。
また、コラーゲンの減少には乾燥なども関連してくるとも考えられていることから、日ごろから肌のケアをしっかりと行ってハリのある肌をキープしたいところ。目の下にあるコラーゲンの減少が起こってしまった場合、食べ物などでいくら摂取しても目の下を狙って蓄えることができないため、日々の習慣に気を配ることでできるだけ目の周りのコラーゲンを減少させないように注意しておきたいものです。
特に目の下のくぼみは放置してしまうとどんどん症状が悪化してしまうのが厄介なところ。そのため、できはじめの頃にできるだけ早く対処することが大切といえるでしょう。くぼんでしまった状態を自力で改善するのは非常に難しくはあるものの、上記で説明した通り血行の悪さも目の下のくぼみに影響してきますので、血流を良くしてあげることがおすすめといえます。
急激に痩せた(ダイエット)
ダイエットなどをして急激に痩せた場合には、まぶたの皮下脂肪が少なくなってしまうため、目がくぼんでしまいます。 ふっくらしたまぶたを作るには、適度な量の皮下脂肪が必要ですが、何らかの理由でこの部分の脂肪が減ってしまうとどうしても目のくぼみにつながることになるのです。
また、加齢によっても目のまわりにある皮下脂肪は減って行くため、40代以降で痩せ気味の方は、くぼみが目立ちやすいといえるでしょう。
肌が乾燥している
目の周りは非常にデリケートな部分なので、肌が乾燥すると影響が出やすい部分でもあります。目の周りはもともと乾燥しやすい部分ではありますが、年齢を重ねるとさらに乾燥の影響が出やすくなります。
目の周りが乾燥してしまうと、保水力が低下してしまうためにハリが失われてしまいます。このように乾燥によってハリが失われることで、目の周りがくぼんで見えてしまう状態に繋がってしまうのです。
目を酷使している
近年パソコンやスマートフォンを使う時間が長くなった、という方もいるでしょう。長時間画面を見続けると目がとても疲れることを感じるのではないでしょうか。
実は目の酷使も目がくぼんで見える原因のひとつです。これは、目を酷使すると目の疲れや目の周りの血行不良に繋がってしまいます。この状態になると目が疲れたようになってしまうためくぼんで見える原因に。また、目の周りの血行が悪くなるとクマができてしまうことで、さらに老けた印象の顔に繋がっていきます。
まぶたの厚み
これは個人差がありますが、まぶたの厚みも目のまわりのくぼみに関わりがあると考えられています。
具体的に言うと、まぶたの厚みが少ない場合には、目のまわりがくぼみがちになることが多く、逆にまぶたが厚い場合には目のまわりのくぼみが目立ちにくくなることが多いとされています。
このまぶたの厚みに影響するのは、皮膚の厚みはもちろん、眼輪筋や脂肪も影響してきます。
眉毛を上げる行為
眉毛を上げると、上まぶたがくぼんで見えます。普段は眉毛を上げるという行為は行っていないように思いがちですが、実は無意識に眉をあげている場合があります。このことが原因で目の周りのくぼみに繋がっているケースもあります。具体的な例として、「眼瞼下垂症」と「一重まぶた」について説明します。
眼瞼下垂症
眼瞼下垂症とは、まぶたの開きが悪くなってしまう状態を言います。この症状が出てくると、まぶたが開きにくいために目を頑張って開こうとして眉をあげてしまうことに繋がります。このように眉をあげていると、上まぶたもくぼんでしまいがちに。このことから、眼瞼下垂症の症状のひとつとして目のくぼみも挙げられています。
一重まぶた
一重まぶたの場合、視界を広くするために眉毛を無意識のうちに上げようとすることが多いとされています。さらにまぶたの厚みが少ない場合には、眉毛を挙げてしまう影響で上まぶたのくぼみが起きてしまうことがあるのです。
この状態が起きている場合には、目のまわりの力を抜いて眉毛をあげないようにすると、気になっていたくぼみが解消されたように見える場合も。
このように、目のまわりのくぼみにはさまざまな原因がありますが、紫外線によって発生する活性酸素やストレス、喫煙なども肌の弾力を低下させることになりますので、顔全体のたるみを助長させることになります。ゴルゴ線を作らないためには、日頃から肌のケアをしっかり行うことで皮膚の弾力を保ち、顔のたるみを起こさないことも大切です。
目の下のくぼみの対策方法
ゴルゴ線は急にできるものではありませんが、くっきりとゴルゴ線が出ていなくても、早めにセルフケアを始めるほうがよいでしょう。 なぜなら、ゴルゴ線は一度出来てしまうとセルフケアなどではなかなか改善されない厄介なものだからです。
すでにできてしまっているゴルゴ線やミッドチークラインの凹みなどは、美容クリニックを受診し、確実にケアするのもひとつの方法です。目の下のたるみやくぼみに効果的な治療にはどのようなものがあるでしょうか。
注入系やリフトアップ系の治療がおすすめ
クリニックには、ゴルゴ線の改善に効果的な施術が数多くあります。
- リフトアップには、糸を使用する施術
- 機械の照射による施術
- 注入系の施術
- 凹んでいる部分へ脂肪を移動させる施術
このなかでも、目の下のくぼみには注入系がおすすめです。
注入系には、ヒアルロン酸・レディエッセ注入・脂肪注入があります。溝にフィラーとしてヒアルロン酸などを注入して、溝を内側からふくらませゴルゴ線を浅くする施術です。ゴルゴ線周辺の筋肉や皮膚のたるみを持ち上げることで、ゴルゴ線を目立たなくする方法です。 頬にボリュームが足りない場合は、その他にも併用して治療をすることもあります。
ゴルゴ線のセルフケアについて
老けた印象を与えてしまうゴルゴ線。できれば自分でケアしていきたいと考えている方もいるのではないでしょうか。そこで、ゴルゴ線のセルフケアについていくつかご紹介しますので、無理なく取り入れられるものから実践してみましょう。 一般的には、以下の方法がゴルゴ線のセルフケアとして知られています。
美顔器
ゴルゴ線ができてしまうのには、肌のたるみも原因のひとつであるとご説明しました。そこで手軽に取り入れられる方法として美顔器が挙げられます。
例えばEMS機能を持つタイプやRF(ラジオ波)機能を持つもの、イオンを導入する機能を持つものなど美顔器にはさまざまな種類がありますが、衰えてしまった表情筋や、減ってしまったコラーゲンなどに働きかけることで、肌のたるみを改善させてゴルゴ線のケアを行うことができると考えられています。
美容液
肌のハリがなくなることによってできてしまうくぼみには、目もと専用の美容液も取り入れたいものです。シワ改善やリフトアップが期待できるような美容液を選ぶと良いでしょう。また、美容液を取り入れることによって目もとの乾燥も防ぐことができます。
美容液を使用する際にも、ただ単に塗ればいいというわけではなく、優しくなじませることがポイント。目もとは非常にデリケートな部分なので、強い刺激を与えてしまうと色素沈着などが起きて別の悩みを作ってしまうことに繋がってしまいます。決して擦り込むようにゴシゴシこすることはしないように注意してください。
マッサージ
目のまわりをマッサージすることによって血行を良くするのも、ゴルゴ線の予防にはおすすめです。目のまわりにはさまざまなツボがありますので、優しく刺激をしてあげることによって血流を促すことができます。
例えば、目のまわりの眼窩を指の腹を使い、痛気持ちいいと感じるくらいの強さで押してあげるのもおすすめ。目のまわりを刺激したら、髪の生え際から登頂に向かって、指の腹で小刻みにマッサージしてあげましょう。また、眉毛の上下をつまむようにしてツボを刺激するのも良いでしょう。
3種類のセルフケア方法についてご紹介してきましたが、ゴルゴ線はできてしまう前であれば早めのセルフケアを行うことも大事ではあります。しかしゴルゴ線ができてしまった場合にはセルフケアのみでは限界がありますので、クリニックでゴルゴ線改善のための治療を受けることがおすすめです。
※目の下たるみ・クマの治療について
このサイトで掲載している目の下たるみの治療法は、保険適用外の自由診療です。自由診療は全額自己負担となります。SOグレイスクリニックのレディエッセ注入は1本定価162,800円、TCB-R法であれば定価 547,800円です。症状・治療法・クリニックにより、費用や治療回数・期間は変動しますので、詳しくは直接クリニックへご相談ください。TCB-R法の治療期間に関しては、TCBを行った3週間後にレディエッセ注入を行う為、すべての治療が完了するには1ヶ月程度かかります。
※目の下のたるみ治療のリスクや副作用について
術後4.5日程度で腫れは落ち着きますが、患者さんによっては内出血を生じるケースがあります。
※SOグレイスクリニックの実績について
当院は近藤院長1名がすべての施術を担当しており、SOグレイスクリニックグループ2院の治療実績数は年間2,000人になります。(期間:2010~2020年)
※施術機器について
未承認機器を使用した施術が掲載されています。