レディエッセ注入

2021年11月02日 火曜日

プチ整形やシワの改善に使用される注入剤として、ヒアルロン酸と人気を二分するレディエッセですが、きちんと理解できていない方も多いのではないでしょうか。そこで、レディエッセの成分や安全性について詳しく解説します。

近藤惣一郎医師
SOグレイスクリニック御殿山 Dr.近藤惣一郎が解説レディエッセの主成分はカルシウムなので、アレルギーのリスクも低くなっています。

レディエッセは、「ハイドロキシアパタイト」と呼ばれるカルシウムを主成分とした注入剤なのですが、歯や骨を構成する物質と同じなので、生体親和性が高いのが特徴です。持続期間や効果の点では、ヒアルロン酸よりも優れています。

レディエッセとは?

レディエッセは、シワや顔の輪郭を修正するために注射する充填剤です。

ヒアルロン酸と同じような使い方をしますが、ハイドロキシアパタイトと呼ばれるカルシウムベースの粒子を使用したジェル状の皮膚充填剤で主成分は歯や骨を構成する物質と同じものです。

最大の特徴は、なんといっても生体親和性が高いこと。

人間の骨の成分に近く、結合しやすい傾向があり、体内に入っても異物反応を起こさない物質です。私たちの骨や歯がかたいのも、リンがカルシウムと結びついてハイドロキシアパタイトという成分になっているからです。

人工骨や歯科などの治療でも使用

注射だけで鼻を高くしたり、顎へのボリュームアップやシワを改善する目的で美容に使用されるようになってきたハイドロキシアパタイトですが、実は医療材料としての歴史は古く、数十年前から形成外科(人工骨)や歯科(人工歯根)などで様々な治療に用いられ、食品添加剤などにも使われてきました(※1)。

レディエッセの製品自体に危険はありませんが、溶かせないことを過剰に危険視していることや、使い方の問題で誤解を招いているようです。

レディエッセは、FDA(アメリカ食品医薬品局)やCE(EU加盟国の安全適合マーク)KFDA(韓国食品医薬品安全局)などの承認を得ています。

他の充填剤のようにアレルギーテストを必要とせず、様々な研究や臨床により人体に悪影響が出にくいことが証明されています。

現在、アメリカ、韓国をはじめヨーロッパの多くの国で医療承認されいます(※2)。 

参照元(※1):ハイドロキシアパタイト
| APAGARD:https://www.apagard.com/oralpedia/ingredients/details/Vcms4_00000115.html

参照元(※2):DreamNews:https://www.dreamnews.jp/press/0000005104//

レディエッセのメリット・デメリット

メリット

  • ヒアルロン酸の倍以上といわれる持続期間の長さ。ヒアルロン酸は、3~6ヶ月で吸収されるが、レディエッセは、自己コラーゲン生成作用によって1年半以上、最長では2年間効果が持続
  • ヒアルロン酸よりもシャープな形にできるので、適応しやすい部位であれば効果的
  • 顔の土台となる部分から修正ができる

デメリット

  • 注入後の修正が難しく、すぐに元に戻せない
    ヒアルロン酸のように溶かすことができないので修正したい場合でも、自然に吸収されてなくなるまで1~2年待つしかない
  • 注入する深さ、場所、量、医師の技術によって注入のリスク度が変わる
  • 費用が高い

レディエッセのダウンタイム

レディエッセのダウンタイムは1週間程度です。

注入後、針跡が数日続く場合がありますが、メイクで隠せる程度。メイクは、翌日から行うことができます。洗顔やシャワーも当日から行うことができます。

レディエッセの料金・費用相場

レディエッセの料金・費用相場は100,000~200,000円です。

1本50,000円など低価格な料金設定しているクリニックもありますが、レディエッセには1.5㎖ と0.8㎖の製品があるため、容量と金額についてはクリニックに直接確認をするとよいでしょう。

個人差だけでなく施術の内容や部位によっても必要になるレディエッセの量は違います。

SOグレイスクリニックでは、経験豊富な近藤医師と、じっくりと相談してから施術が可能です。

SOグレイスクリニックのレディエッセの料金

レディエッセ:1本1.5cc(鼻、アゴ、法令線、口角などへ注入)

  • 定価 162,800円
  • 別途麻酔料金 3,300円

レディエッセ注入のQ&A 

Q.レディエッセを注入するのは痛い?

麻酔を使用するので、強い痛みを感じることはありません。ただ、麻酔成分が含まれている注入剤ではないので、特に痛みに弱い方は医師に相談してみるとよいでしょう。

Q.目の下のたるみやクマの治療に適しているの?

レディエッセは皮膚の深い層に注入することで、クマや凹みの原因でもある、顔の土台から整えることが可能だからです。

※目の下たるみ・クマの治療について
このサイトで掲載している目の下たるみの治療法は、保険適用外の自由診療です。自由診療は全額自己負担となります。SOグレイスクリニックのレディエッセ注入は1本定価162,800円、TCB-R法であれば定価 547,800円です。症状・治療法・クリニックにより、費用や治療回数・期間は変動しますので、詳しくは直接クリニックへご相談ください。TCB-R法の治療期間に関しては、TCBを行った3週間後にレディエッセ注入を行う為、すべての治療が完了するには1ヶ月程度かかります。

※目の下のたるみ治療のリスクや副作用について
術後4.5日程度で腫れは落ち着きますが、患者さんによっては内出血を生じるケースがあります。

※SOグレイスクリニックの実績について
当院は近藤院長1名がすべての施術を担当しており、SOグレイスクリニックグループ2院の治療実績数は年間2,000人になります。(期間:2010~2020年)

※施術機器について
未承認機器を使用した施術が掲載されています。

他の充填剤のようにアレルギーテストを必要とせず、様々な研究や臨床により人体に悪影響が出にくいことが証明されています。