目の下のたるみ治療の1つでもある「ハムラ法」。名前を聞いたことはあっても、どんな施術かきちんと理解できていない方も多いのではないでしょうか。ここでは、ハムラ法の施術やこの治療のメリット、リスクについても紹介します。

ハムラ法は目の下のまつ毛の生え際を切って、目の下の凹んでいる部分に脂肪を移動させることで、目の下の膨らみと凹みを1度で同時に改善させる治療ですが、脂肪が十分にないと凹みが改善されないケースもあります。皮膚を切開するので他の目の下のたるみ治療に比べ、ダウンタイムも長いですね。
ハムラ法は、皮膚を切開し縫い合わせるので、皮膚を切り過ぎたりしてしまうと傷口の皮膚が引っ張り合い、あっかんべーをした状態になるリスクもあります。また、クリニックによって「ハムラ法」と名称は同じでも施術内容が異なるケースも見受けられますので、しっかりと治療内容を確認するとよいでしょう。
ハムラ法とは?
ハムラ法とは、皮膚を切開して余分な脂肪を目の下の凹みに移動させることで、目の下のたるみを解消させる治療です。
20年ほど前にテキサス州 ダラスの美容形成外科医が行った手術方法で、開発した医師の名前(Dr. Hamra)からハムラ法と呼ばれています。当時は、目の下のくまやたるみを治療する上でとても優れた方法とされていたらしいのですが、現在広く行われているハムラ法とはだいぶ異なるものだったようです。
ハムラ法には、裏ハムラ法と呼ばれる治療もあります。詳しくはこちらのページで紹介しています。
ハムラ法のメリット・デメリット
メリット
- 目の下の凹を改善できて、自然な仕上がりになる
- 皮膚を切除するので、たるんだ目元にハリがでたように感じる
デメリット
- 皮膚を切開するので、ダウンタイムが長い
- あっかんべーをした時のような下まぶたの赤い結膜部分が見えるリスクがある
- かなり難易度の高い施術方法のため治療経験や治療実績を豊富にもつ医師が少ない
- 脂肪を移動させた部分が硬く感じたり、触ると痛みを感じることがある
ハムラ法のダウンタイム
ハムラ法のダウンタイムは、1~2ヶ月程度です。
ハムラ法は、1~2週間程度で腫れはおさまりますが、皮膚を切開しているため、傷が数ヶ月程度赤みを帯びています。メイクで隠れるくらいの赤みで、傷は最終的にはほとんど目立たなくなります。
どうしても目立つのが「腫れと内出血」
下まつ毛の生え際のすぐ下を切開し縫合していますので、腫れとともに頬の中央に内出血が広がることが多いです。内出血した部分は最初は赤く、その後、紫→青緑→茶→黄に変化しながら次第に下に降りていきます。
この間にどうしても外出しなければならない場合は、マスクで隠すのがおすすめです。その後は腫れもなくなってきますので、コンシーラーやアイシャドウ、アイラインでカバーできるようになります。
洗顔とメイクは傷口をさけて翌日から行えますが、手術部位のアイメイクは抜糸後(5~7日後)から可能になります。傷が消えて無くなることはありませんが、顔の近くで眼をこらして見なければわからないほどになります。
とはいえ、この治療の最大のネックはダウンタイムといえるでしょう。そこで、ハムラ法より、ダウンタイムが短く、皮膚を切らない治療を行うSOグレイスクリニックの治療について、こちらのページで詳しく紹介します。
目の下のたるみ治療は、施術する医師の技術、腕の良さに仕上がりも影響される治療です。SOグレイスクリニックでは、近藤医師がダウンタイムの比較的短い治療を提案しています。
※SOグレイスクリニックグループ2院の2010~2020年期間の実績
ハムラ法の料金・費用相場
ハムラ法の料金・費用相場は、30~50万円程度です。
クリニックによっては、60万円というところもあり、治療料金にはかなり差があります。
使用する麻酔の種類でも料金が変わります。例えば、局部麻酔料金が施術の基本料金に含まれている場合でも、静脈麻酔に変更すれば、追加の料金が発生するケースもあるので、カウンセリングの際に確認すると良いでしょう。
ちなみに、目の裏側から切開するため傷跡が目立ちにくい裏ハムラ法のほうが3~5万円高い料金になっている場合が多いようです。
ハムラ法のQ&A
Q:目尻の細かいシワも解消される?
ハムラ法では、皮膚を切開して縫い合わせるので、たるみなどによるシワは多少解消されますが、お肌のハリがなくてできるちりめんじわは解消されません。
また、縫合するため、未熟な医師が行うと皮膚が引きつれたり、傷跡が目立ってしまうリスクもあるので、腕が確かなドクターに執刀してもらうのがよいでしょう。
筋皮弁法・皮弁法について
筋皮弁法
目の下にある筋肉が、たるみやふくらみの原因になっている場合に、皮膚だけでなく筋肉組織も切除して、しっかりと持ち上げることでたるみを解消する施術です。
下まつ毛のすぐ下から切開し、真皮、眼輪筋を隔離して皮弁を引き上げながら余っている皮膚を切除します。この方法は皮膚と筋肉のたるみが同時に解消され、余分な脂肪の切除も行えます。
皮弁法
目の下のふくらみよりも皮膚のたるみが目立つ場合に行う施術が皮弁法で、下まつ毛の際から切開を行い、余った脂肪を取り除き、同時にたるんだ皮膚も切除することでたるみやクマを解消する方法です。
※目の下たるみ・クマの治療について
このサイトで掲載している目の下たるみの治療法は、保険適用外の自由診療です。自由診療は全額自己負担となります。SOグレイスクリニックのレディエッセ注入は1本定価162,800円、TCB-R法であれば定価 547,800円です。症状・治療法・クリニックにより、費用や治療回数・期間は変動しますので、詳しくは直接クリニックへご相談ください。TCB-R法の治療期間に関しては、TCBを行った3週間後にレディエッセ注入を行う為、すべての治療が完了するには1ヶ月程度かかります。
※目の下のたるみ治療のリスクや副作用について
術後4.5日程度で腫れは落ち着きますが、患者さんによっては内出血を生じるケースがあります。
※SOグレイスクリニックの実績について
当院は近藤院長1名がすべての施術を担当しており、SOグレイスクリニックグループ2院の治療実績数は年間2,000人になります。(期間:2010~2020年)
※施術機器について
未承認機器を使用した施術が掲載されています。