【よくある質問に答えます！】目の下のクマ治療でヒアルロン酸注入によって青白く腫れる

多くの方、多くの医師はヒアルロン酸は半年から1年で吸収分解されて無くなると思っています。
実は注入したヒアルロン酸は多くの場合、吸収されず、皮下に残ります。粘稠度が低いので半年もすると皮下に拡がって無くなったように見えるのですが、無くなったと思い再注入したりすればより膨らんできます。
再注入していなくても、ヒアルロン酸がリンパ液を吸い込んでより腫れぼったさがでてくることが多いのです。ヒアルロン酸自体、癌になったり悪いものでは無いのですが皮膚の下、特に浅い部分に残っていると青く透けるだけでなく、皮膚のもっとも表面にあるデリケートな表皮への血流を阻害してしまいます。綺麗になるどころか健全な皮膚を傷めている可能性が高いのです。
当院では過去に一度でも目の下や涙袋にヒアルロン酸を注入され、目の下のクマ・たるみに悩まれていらっしゃる全て患者様に、まずはヒアルロン酸溶解注射・ヒアロニダーゼを行っております。
処置は二、三分で数秒で水になり翌日には吸収されヒアルロン酸注入前の本来のお顔に戻ります。そこから正しい治療を行っております。

美容クリニックでは、対処法として、ヒアルロニダーゼを薦めているようです。

ヒアルロニダーゼは、ヒアルロン酸の酵素で、腫れた部位のヒアルロン酸を溶かす作用があります。注入すると、1日～1週間で分解されると言われています。
注入量や範囲によって数回必要なことも。ただし、分解されるヒアルロン酸の調整することはできないとされています。施術をしても、肌が本来持っているヒアルロン酸は溶けることはないようなので安心してください。
不安な方はセカンドオピニオンを受けてみましょう。

近藤　医師