今回人生で初めて本格的な美容医療を受ける40代男性の施術に完全密着。
美容医療を受ける心境や不安な点、施術後の実際のダウンタイムや副作用、周囲の感想、など、リアルな美容体験談をお伝えします。
(※文章内の施術内容の記載については、すべて近藤先生の監修をいただいております)

東京都在住 40代男性 妻・子ども2人の4人家族+ペットのトカゲ。
多くの部下を持つIT企業管理職。美容系クライアントも数多く担当してきたが、自身の美容への興味はあまり無かった。
しかし今回思い切って年齢とともに目立ってきた目の下のたるみ治療を受けることに。
今まで手術を伴うようなケガや病気の経験がないため、いきなりメスを入れるのは初めての体験で不安が大きいが、部下や家族の手前、弱い姿は見せられない……。
目の下のたるみが気になりだしたきっかけ
仕事もプライベートも充実、筋トレもしていて体型も20代の頃からキープ、特に自分の容姿というものに悩んだことはなかったがある日、妻から「あなた、目の下がたるんできて、クマみたいに見えるわね~」の一言。
「え!?」
そう言われて鏡を見ると、下瞼からほほにかけて30代の頃にはなかった濃い影がくっきりと現れた老けた自分がそこにいた……。
俺って20代の頃どんな顔をしてたっけ…
今まで自分の顔について、そこまで気にしたことはなかったのだが、妻に指摘されて以来、毎朝の身だしなみの際やオンライン会議で映る顔など、自分の顔をまざまざと見るたび、衰えが気になって仕方がない。……だが正直、こんなことで悩むのは時間の無駄だ。
そこで迅速に悩みを解決しようと思い、妻が懇意にしているクリニックへと足を運ぶ決心をしたのだった……。
SOグレイスクリニック御殿山までの行き方
11月某日の午後、SOグレイスクリニック御殿山最寄り駅の品川駅高輪口に降り立つ。
クリニックは品川駅高輪口から徒歩でも15分ほどだが、初診の患者、手術の患者にはクリニックが品川駅とクリニックの往復タクシー代を負担してくれるとのこと。
品川駅はタクシーが多くて待つ必要がないため、非常にスムーズにクリニックに行けそうだ。
※注:初診の方、当日3万円以上の治療をされる方は、レシートを提示すると、品川駅・五反田駅からの往復タクシー代金をクリニックが負担してくれます。
タクシーに揺られながら、施術のことを考えてみる…。おそらく顔にメスが入ることは間違いない。生まれて40年以上経つが、さすがに顔にメスは入れたことはなかった。しかも目だ。麻酔があるとしても怖いし、痛そうだ……。女性はよくこんなことできるな……。
そんな不安な思いを抱えながら、タクシーに乗ること10分……。
クリニックに到着!
中年男が美容クリニックに入るところを人に見られるのは少し嫌だな、と思っていたが、クリニックは御殿山の閑静な高級住宅街の中にあり、周囲の目を気にせず入ることができた。
待合室で待機
人当たりの良い優しそうなスタッフさんに、広々とした待合室に通された。
大きく座り心地の良いソファと美味しい紅茶、また女性患者がやはり主体なのだろう、様々な年代の女性誌が並んでいる。
……実は予約時間より早めに来てしまって、待合室でドキドキする時間が長くなってしまった。もう少し遅く来ればよかった…。手術への恐怖が増してくるだけだ。
緊張からか普段興味のないギャル雑誌を無意識に手に取ってしまった…。
しばらくすると、スタッフさんが登場。スタッフさんから事前説明をしてもらい、カウンセリングシートを記入した。
カウンセリング&施術内容決定
カウンセリングルームに通される。
そこにはあのバラエティ番組で見たことがある近藤惣一郎院長がいた。ただ、服装は白衣、まったくイメージが違う。
「今悩んでいるのが、この目の下のふくらみ? これは脂肪なんですよ」
そう言うと、この目の下のふくらみが何なのかを説明し始める。
ひとしきり説明&カウンセリングしたのち、先生が提案した施術は『TCB法+レディエッセ注入』というものだった。
TCB法+レディエッセ注入とは、簡単に言うと「目の下の無駄な脂肪を取り」、頬の肉を支える骨格を高くする「レディエッセ(カルシウム)を注入」すること。
先生曰く、顔が加齢で垂れてくる部分は皮膚ではなく筋肉。だからそれを支えるための頬骨の高さが重要。だからただ目の下の脂肪を減らしても一時的にはいいが、加齢でいつかは顔のバランスが崩れてしまうと。
そのために、まずは邪魔な目の下の脂肪を取り、その後顔全体を支える頬骨の内側を高くするため、後日、レディエッセ(カルシウム)を骨の上に注射するという。
「脂肪を取るのは言わばコース料理の前菜。レディエッセがメインディッシュ」
先生はそう言い切った。
SOグレイスクリニックは年間1500人を超える目の下の脂肪取りをしているそうだが(2022年11月現在)、それがメイン施術ではなく、最後に顔のバランスを整えるレディエッセがもっとも重要なのだと。今ある邪魔なものを取るだけではなく、顔全体と今後の顔のことを考えている施術なのか……。
先生はそう言いながら、図解や動画を使って丁寧に施術を説明してくれた。
「先生はすごく丁寧に説明してくれるんですね」と聞くと、
「患者さんと一緒にゴールを一致させるのがカウンセリングだからね。だって原因も知らないのに施術を決められるなんて嫌でしょう? 患者さんにちゃんと原因を説明しない美容クリニックがあるらしいけど、説明もせずに施術を押し付けるなんて私はやりたくない。ちゃんと患者さんが納得して、一番負担が少なく美しくなれる方法を提案したいんです」
と、先生はさも医師として普通の行為だと語ってくれた。
先生があまりにも熱心に説明してくれるので、いつしか緊張感は薄れている。
「何かほかに気になることは?」と先生も聞いてきてくれたので、正直に不安な点を先生に聞いてみた。
痛いのか(施術も施術後も) | 個人差はありますが、施術中も施術後もほとんどの方が痛みを感じないので過度に怖がる必要はありませんよ。 |
術後どのくらい経てば運動してもいいのか | 最低でも2.3日は運動をしないでください。安静にしていたほうが腫れも早くひきます。 |
術後は定期的に検診が必要なのか | 基本的には通院不要ですが、気になる点があればお電話ください。 |
コンタクトレンズはいつからできるのか | ソフトコンタクトなら3日後、ハードコンタクトなら1週間後から可能ですよ。 |
どれだけ腫れるのか。すぐに人前に出れる顔になるか。 | これも個人差があります。真っ青に内出血が出ることは希ですが、手術後2,3日は泣き張らしたようなむくみが出ます。ただ今はマスクで隠せますし、4日以降は人にはほとんどわかりません。 |
傷跡や腫れなど、施術をした跡のようなものは残るのか | 顔の外側を切るのではなく、下瞼の内側からメスを入れるので、傷跡は外からは見えませんよ。 |
正直顔にメスを入れるのが怖い | 美容外科を怖がる人が多いですが、ちゃんとした先生がやれば変になることはないですよ。カウンセリングでしっかり不安な点は解消するようにしましょう。 |
痛みもだが、顔が腫れてしまっては顧客対応時に非常に困るので、このように丁寧に説明してもらえるのは大変ありがたい。
大分施術に対しての不安が薄れてきたので、納得して施術同意書にサインをし、施術に向かうことにした。
目の下の脂肪とり施術
ヒーリングミュージックの流れる手術室に通されて、手術台に寝かされる。
今回は目まわりのみの施術になるので、特に施術用の服に着替えさせられることもなく、私服のままで大丈夫だった。
消毒をしたのち、今回の施術の位置を決めるマーキング。そののち「笑気麻酔」という麻酔をかけられた。笑気麻酔は完全に意識が飛ぶ麻酔ではなく、鼻から吸入することにより、鎮静・鎮痛を促す麻酔だ。頭がぼーっとして夢心地のような状態で施術を受けることになる。
「目に力が入りすぎているから力を抜いて。鼻のガスを吸ってください」
笑気麻酔を吸うこと3分。施術がスタート。まずは右目からだ。
顕微鏡手術用の繊細な電気メスを使用して下瞼の裏に窓を設け、そこから脂肪を取り出すのだが、電気メスが触れたとき、最初だけチリっとした感触がした。
だが、そのあとの痛みはなく、ただただ目のあたりをいじられている違和感のみを感じる。
「力が入りすぎてるよ。もっと力を抜いて」
特に痛みはないのだが、やはり恐怖から来る緊張があるらしく、何度もリラックスするように促される。とはいえ、電気メスの音がチリチリと鳴るので恐怖心がないとは言い難い…。
しばらくすると右目の施術が終了し、次は左目にうつる。
さっきよりは力を抜いてとは言われないが、やはり何度か声をかけられた。どうしても目に意識が集中してしまうらしい……。
そうこうしているうちに施術終了。
手術室の時計を見ると30分も経過していない。
片目で10分程度のようだ。意外と早く終わる施術なのだな。
麻酔がまだ効いているので頭がぼーっとしているが、なんとか体を起こして鏡で自分の顔を見ると、目の下の影が消えて、スッキリとした顔の自分がいた。
目の下の脂肪とり施術前後比較と周囲の反応
目の下にたるみがあったせいで影ができ暗い印象だったが、脂肪をとってここまで変わるとは…!とてもすっきりした印象。術後は施術後の禁止事項の説明にくわえ、万が一痛んだ時の痛み止めをもらう。
術後は運動は2~3日、飲酒は1週間後、まれに血の涙が出るが問題ないなどの注意事項が伝えられる。
説明中にもゆっくり麻酔が切れていくのを感じたが、違和感だけで痛みは特にない。
脂肪をとっただけでも充分クマが目立たなくなったのでは?と感じていて、まだここからさらによくなるのかと期待が膨らむ。
メインディッシュのレディエッセ注入2週間後に予約をして、クリニックを後にした。
【脂肪とり後の周囲からのコメント】
出社をしたら、施術することを知っていた部下2人からは、
「目の下がすっきりしましたね!特に右側のたるみの段差が消えて驚きました」
「目元のたるみがなくなったせいか、疲れ顔じゃなくなりましたね」
とコメントをもらった。
ただ、この2人は施術を知っていた部下なので、あまり嬉しくない。
さすがに人の顔についてはあまり言ってこないか…と思っていたら、ようやく女性の部下から「最近、お顔が明るくなりましたね。何かしました?」とのコメントをもらった。
どこをいじったというわけではなく、なんとなく明るく見えるようだ。自然に若見えする施術なのだな。
※続きは12月中旬ごろのUP予定です。

目の下のたるみに悩まれる患者さん方は、膨らみの原因になっている目の下の脂肪を取る手術を受ければたるみが解決すると考えて御来院されることが多いです。しかし、歳を重ね、目の下やお顔が疲れてみえてくるもっとも大きな原因は頬の内側のお肉(ミッドチーク)が下がってくることです。このことによって膨らみの下が凹み、凹凸ができ、クマ、たるみが酷くなるります。脂肪を減らす手術は勿論大切ですが、実はそれ以上に、人を若返らせるために必要なのは、加齢で下がったミッドチークをレディエッセ注射で持ち上げることなのです。
この患者様は、加齢でミッドチーク(頬の内側のお肉)が下がってきたことにより、お顔に凹凸が出来てクマのようになり、疲れたような印象のお顔になってました。
お顔の特徴として鼻は高いのですが、男性にしては頬骨が平坦なため、下がってきた筋肉を支えきることができず、ミッドチークラインが目立つようになってきていたのです。
ただ、邪魔な脂肪を取らなければ、頬骨を上げてもきれいな仕上がりとはならないため、今回はまずお顔の脂肪を取りました。
TCB法+レディエッセ注入
治療の費用(税込)
- 426,800円
- 麻酔料金 25,300円
※費用は症状によって異なります。詳しくはSOグレイスクリニックにお問い合わせください。
治療に係る主な副作用/リスク
- 腫脹:術後腫れる。
- 内出血:血が滲んで紫になることがある。
- 血腫:創部に血がたまることがある。
- 感染:化膿することがある。
- 左右非対称になることがある。
- 側貌でふくらみが強くでることがある。
- まれに血の涙が出る。
- シャワーは当日から可能。洗顔は翌日から。湯舟に浸かるのは1週間後から。
問い合わせ:0120−0480−74(フリーダイヤル)
※詳細はSOグレイスクリニックにお問合せください。