

第6回
幹細胞点滴とは?
最近話題の“若返り点滴”を徹底解説!Part3
副作用は? 「幹細胞点滴」受ける前に知っておくべきこと



友人:「幹細胞培養上清液って種類がいろいろあるけど、どれも同じじゃないの?安全性とかリスクってどうなの?」
コンシェルジュ:「いい質問だね。実は、使われる幹細胞の由来や製造過程によってリスクや効果も変わってくるんだ。特に歯髄由来のものは検査や安全管理が難しいこともあるから注意が必要だよ。」
友人:「へえ、そうなんだ。どんなリスクがあるの?あと、点滴の頻度とか副作用も気になるなあ。」
コンシェルジュ:「そのあたりも今回は詳しく話すね。臍帯由来や脂肪由来の違い、安全面への配慮、そして施術の頻度や副作用まで、分かりやすく解説するよ。」
友人:「それなら安心して受けられそう!早く教えて!」

歯髄幹細胞上清液に潜むリスク
幹細胞点滴で使われる歯髄幹細胞上清液は、乳歯の歯髄から採取されることが多いです。乳歯は生え変わるタイミングで採取されるため、安全性の検査が非常に難しいという特徴があります。また、口腔内は雑菌が多い環境であるため、幹細胞培養の過程で雑菌を死滅させるために濃度の高い抗生物質を長期間使わなければならず、その抗生物質が培養上清液に残存する可能性もあります。
もちろん、医療技術は日々進歩しており、製造過程も改善されています。そのため、必ずしも歯髄由来がハイリスクというわけではありません。しかし、歯髄由来の幹細胞培養上清液を使う場合は、どのような工程で生成されているかを事前に確認することが重要です。
一方で、歯髄由来の幹細胞培養上清液は神経系に対して高い効果が期待されており、脳梗塞後遺症や認知機能改善などに効果があるとする報告もあります。脳梗塞後遺症や認知機能の改善など、症状によっては歯髄由来の上清液が適している場合もあります。
臍帯由来と脂肪由来の培養上清液の違い
「臍帯(さいたい)」とは赤ちゃんのへその緒のことで、その細胞年齢は非常に若く1年以下とされています。これに対し脂肪由来は、成人女性の脂肪吸引などで採取されたもので、細胞年齢は臍帯由来に比べてはるかに高いのが特徴です。
細胞は若いほど分化能が高く、脂肪由来幹細胞は培養中の初期に細胞分裂が終わりやすいのに対し、臍帯由来は長期間にわたり細胞分裂が続きます。臍帯血幹細胞は、より胚性幹細胞(ES細胞)に近い性質を持つとも言われています。
また、成長因子(サイトカイン)の含有量も「臍帯由来>脂肪由来」であり、種類も臍帯由来の方が多く含まれています。このため、臍帯由来の培養上清液は希少で高価ですが、その分性能が高いというイメージがあります。
つまり、臍帯由来の培養上清液の方が、細胞修復に必要な成長因子やサイトカインの種類・量ともに豊富に含まれているのです。
培養上清液の衛生面と安全性
培養上清液は、細胞を培養する過程で得られる上澄液のことを指します。培養中、細胞には栄養素として培地が加えられますが、その培地には抗生物質やフェノールレッドなどの有害成分が残っている場合があります。
当院が採用している幹細胞上清液は、安全面に配慮して複数回の検査を行い、上清液中の微細な不純物を徹底的に洗浄したうえで、最終的に幹細胞から分泌された成長因子やサイトカインなどの有効成分のみを豊富に含む上澄み液を抽出しています。そのため、他の製品よりも不純物が少なく、安全かつ衛生面に優れた良質な幹細胞培養上清液と言えます。
効果の持続時間と点滴頻度
幹細胞培養上清液の点滴治療は、初回投与後2〜3週間で効果を感じる方が多いです。効果の持続期間は3〜6ヶ月程度とされており、これは回復した細胞が次の細胞へ入れ替わるまでの時間と考えられています。
このため、効果を持続させるには2週間から1ヶ月に1回の頻度で継続的に点滴を受けることがおすすめです。定期的な投与により、回復した細胞を維持し、長期間の効果を期待できます。
投与方法と施術の特徴
幹細胞培養上清液は、点滴以外にも点鼻や気になる部位への直接注入など複数の投与方法があります。当院では静脈点滴や点鼻、頭皮などへの直接注入など、目的に合わせて選択いただけます。
施術時間は短く、点滴の場合は約30分で終了することが多く、気軽に受けられる若返り治療として人気があります。特に点滴投与や頭皮への直接投与による育毛治療が好評です。
静脈点滴の例
培養上清液を静脈内から注入します。
- 投与量:1バイアル
- 投与頻度:1~4週間に1回
- 施術時間:30分/単体の場合
※ 白玉点滴や高濃度ビタミンCなどと併用した場合には、施術時間は長くなります。
副作用について
副作用はごく稀ですが、アレルギー反応が起きる場合があります。具体的には、点滴後の血糖値低下、注射部位の痛みや赤み、気分不快、皮下出血斑などが報告されています。幹部の痛みや腫れは多くの場合1週間ほどで改善します。
もし施術中や施術後に体調の変化を感じた場合は、すぐに医師にお知らせください。なお、成長因子自体が人体に悪影響を及ぼすとの研究結果はなく、動物実験や多数のヒト投与の実績からも重篤な副作用は報告されていません。
治療をご検討される方へ
以下の方は幹細胞培養上清液治療を受けられませんので、ご注意ください。
- ケロイド体質の方
- がん治療中または治療後間もない方
- 妊娠中・妊娠の可能性がある方、授乳中の方
- ヒト幹細胞培養上清液療法を受けた方(献血不可)
- ※ヒト由来製品のため、現在の検査法では検知できない未知のウィルス感染の可能性が否定できません
また、治療効果には個人差がありますのでご了承ください。



修復と活性化を促す有効成分を点滴
幹細胞培養上清液には、細胞の修復や活性化を助ける500種類以上の有効成分が詰まっています。これらを点滴で取り入れることで、疲れや老化によるダメージを根本からケアする力が期待できます。
どんな成分が、どんな働きをしてくれるのか知っておくと、治療への納得感も変わってきますよ。
次回は、この治療を選ぶときに気になる「リスクと安全性」についてお伝えします。
第4回
幹細胞点滴とは?最近話題の“若返り点滴”を徹底解説!Part1
第5回
幹細胞点滴とは?最近話題の“若返り点滴”を徹底解説!Part2
第6回
幹細胞点滴とは?最近話題の“若返り点滴”を徹底解説!Part3