DR近藤大解剖ＴＶ番組
DR近藤惣一郎　TV　番組　沖釣りでもっと健康に

「美・STORY」１０月号の特集　「45歳からの美人ドック」

「教えて、先輩！45歳って何が起こるんですか？」

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回遊魚ヒラマサ、そして　龍馬のように…

こんにちは

こんにちは
今、大河ドラマでも取り上げられ脚光を浴びている坂本龍馬は
いまさら述べるまでもなく
「凄い」人物なわけですが

彼の特徴を考えたとき

未だ封建的な時代の中で
自らが属した土佐藩から脱藩して
藩の人間としてではなく
しがらみを無くした中で　一人の人間として
活動したところ、

そして　自ら
土佐、江戸、大坂、京都、神戸、長崎と
歩き、走り、船に乗って
国中を移動しまくった行動力が挙げられると思います。

そして　当時、影響力のあった多くの人物に認められ
縁を創り、それを積み重ね
とうてい自分一人ではなし得ない大きなことを
実現に向けて行きました。

彼が脱藩してから５年間の移動距離は、
地球半周に値する２万キロあるいは
それ以上といわれています。

時代は違いますが
移動と言えば　私も
きっと　通常の方に比べると
非常に　移動が多い生活を行って参りました。

４月に品川・御殿山に
自らの「SOグレイスクリニック御殿山」を開業してからは
幾分　移動頻度は　減ったものの
それまでの数年間
美容外科医、脳外科医として　東京　函館　大阪・京都　福岡
を　年間150回以上の飛行機利用で
移動していました。

釣りを今よりも精力的に行っていた頃には
当たり前のように　日本海と太平洋に
日替わりで車を走らせ
毎月　沖縄にも　行ってた時期もありました。

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しかし、
考えると、人が　それなりの物事を成すとき
「自分でやった」「自分が努力して成功した」
などといえることは　実は殆どなく

多くの場所　多くの世界で
ご縁をいただいた　多くの人々の力が合わさって
物事は形になっていると思います。

「自分がやった」「自分が努力して成功した」
などということは　錯覚か　うぬぼれ、
あるいは　答えが用意された　子供の勉強のごとく、
小さなレベルのことだと思います。

龍馬の行動力に端を発し　そんなことを　考えていると
私が　脳外科の世界から　美容外科の世界に
脚を踏み入れた数年前の秋に書いた

「回遊魚ヒラマサのように生きる」という
自らの　ブログ文章が　改めて　心に浮かびます。

————–回遊魚　ひらまさのように生きる—————-

皆さんは　ヒラマサ　という　魚を知っていますか？
大海原を泳ぎ回る　回遊魚です

一見　ブリに　似ていますが
ブリよりも　魚体は平たく、顔つきも精悍です。

ブリを牛に例えると、
ヒラマサは　競走馬、サラブレットと　いったところです。

魚体は、惚れ惚れする流線型で
眩しい黄色のラインが　鮮やかに刻まれています。

釣り上げるのも　非常に難しく
釣り人を熱くします。
ヒラマサは　私の憧れなのです。

私は　ヒラマサの眼を見ると
「このヒラマサは　この眼で、一体どんな景色、
どんな海を見てきたのかな？」
「この眼で見てきた景色が　僕もみてみたいなー」って
いつも　思っているのです。

私は、非常に移動が多く、
自分の生活、そして人生を　省みて
自分を魚にたとえると
大海原を泳ぎ回る
回遊魚が　当てはまるのかもしれません。

普通の人なら、移動だけでも、
疲れてしまうかもしれません。

でも、その流れの中で、毎日を送っている私にとって
これが　日常であり、反って、1週間も同じ所にいると
調子が悪くなってきます。

因みに、魚には　一生、一定場所にとどまる
タイプもいます。

たとえば、カサゴなど根魚（ねざかな）といって
身の安全を確保された、決まった　穴ぐらに　籠もり、
近くに来た餌に飛びついて、生きる魚たちです。

根魚の中には、クエ（ハタの仲間、関東ではモロコと呼びます）
のように、一カ所にとどまりながら、
50～100キロの巨体に成長し、
まさにその場所の　主（ぬし）になる者もいるのです。

これら　根魚に比べ、回遊魚は
自分の身を危険にさらしながら、
良い場所を求め　常に　泳ぎ回ります。
一生懸命、泳ぎ回るのです。

損とか得とか　関係ありません。
彼らは　その日を生きるために　泳ぎ回るのです。

必死に、懸命に、泳いでいても
気がついたら、同じ場所に
戻ってきてしまっていることも
しばしばです。

でも　一年かけて
同じ場所に戻ってきても、
それは　その場所に　根付いて
過ごした　一年とは　まったく　違うものなのです。

いろいろな景色を見た瞳は輝き、
傷を作りながらも、幾多の潮を受け続けた魚体は、
完璧な流線型となります。

いろいろな場所の　いろいろな地形を知り
いろいろな　仲間にも　巡り会い
いろいろなことを　教えてもらえます。

しょんぼりしても　また
楽しいことが訪れ、元気になります。
そうかと思えば　また
くじけそうになります。
でも、前を向いて　泳ぐのです。

彼らは　泳ぐために生き、
泳がなければ、その美しい流線のボディー、
精悍な顔つきは　保てないのです。

巨体を誇る「主」にならなくても
一生泳ぎ回る　回遊魚　「ランナー」
ヒラマサのように生きること…

それが　私には
向いているんじゃないかな…

そう　思います。

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私も　50年足らずのこの人生のあゆみで
いろいろなところに行き、いろいろな景色に囲まれて生活し
いろいろな人と出会い、そして　別れ
今があります。

じっとしてても　動いていても　時は流れます。

生きている限り　動き回ります。
回遊魚　ヒラマサのようにです。

そして　沢山の景色を目に焼き付け
沢山の人とご縁をいただき、
人生の足跡を　残したいと想うのです。