8月6日は

クリニックのスタッフを　琵琶湖畔の私の家に招待して

琵琶湖の花火を　一緒に観ました。

琵琶湖がすぐ目の前の私の部屋からは

贅沢に　花火が楽しめます。

今年は天気にも恵まれ

当院スタッフも含め

花火を観ようと詰めかけた

大勢の人々も　きっと　大満足の花火だったと思います。

花火の光と音が　単純ではなく

日本一の湖

「マザーレイク」に　反射された　虚像と共に

目と耳に届けられる

この花火には　他には無い　独特の風情があります。

素直にその大きさ　綺麗さに驚き　手をたたく

子供達や　ご老人

ときめきながら　眺める　カップル…

人それぞれ　この花火を観て

思うことは　千差万別だと思います。

「うちのスタッフも　何を思ってたのかな？」

そんな想いもよぎりました。

しかし

今年の花火大会は

ここ近江が　戦国時代に舞台となった土地柄もあり

戦国武将や　戦いに　因んだものでした。

私にとって　およそ一時間の宴は

行く末を見つめ　虎視眈々と天下を狙う武将の想い

華々しい戦いの激しさ

やがて手にした　栄華だけでなく

いずれ　散り去りゆく

切なさ　寂しさも　感じさせるものでした。

ひとつひとつの　火華が

ひとつひとつの　命のように見えていたのです。

物事は すべて

始まりがあって、栄えがあり

そして　いつかは　終わりを迎える….

自分の今の人生は

どんな色の　どんな花火なのかな…

ふと　一人　そんなことを考えていました。

命は　終わりがあるからこそ　輝くもの

生きている今に感謝して

やれることは　やれるうちに

やっておかないと…

久しぶりに訪れた琵琶湖と

湖面に映る花火に　教えられた気がします。